東京市場（8/21）　主力系はしっかり、材料系は需給不安

東京市場（8/21）　主力系はしっかり、材料系は需給不安
投稿日 2025年8月21日 18:00:04 （投資）

本日の日経平均は続落。直近の利確賛成ムードや米ハイテク株安を重石に売り優勢で寄り付くと、翌日のパウエル講演を前に実需筋が様子見色を強める中、14時台に42,564円（－324）まで下落。引けにかけての戻りも限定的に。東証主力株は売り優勢。前日の急落局面同様、日経安のインパクトに反して225銘柄の4割近くは前日比プラス圏で取引を終了。

中小型株は　3853　アステリア、4499　ＳＰＥＥＥ、4072　電算システム、2497　ユナイテッド、3727　インタートレードなどステーブルコイン関連の他、3103　ユニチカ、6269　三井海洋開発、6787　メイコー、7383　ネットプロ、3903　Ｇｕｍｉ、4575　キャンバス、6574　コンヴァノ、2334　イオレ、6177　ＡｐｐＢａｎｋ、3664　モブキャスト、5027　ＡｎｙＭｉｎｄ、7138　Ｔｒｉｃｏ、369Ａ　エータイ、8105　堀田丸正、7615　京都きもの友禅、3823　ワイハウ、2673　夢みつけ隊、9610　ウィルソン、3856　Ａｂａｌａｎｃｅ、6343　フリージアマクロス、3845　アイフリークなどに短期資金が流入。

日経平均　42,610円　－278、Topix　3,082　－15

日経先物　42,610円、為替　147.50円/ドル

ＮＹダウ先物　45,001ドル　＋6

日経平均のテクニカルは、複数の過熱サイン点灯後の昨日5日線割れ、本日の10日線割れに加えて、高水準で陰転目前のＭＡＣＤなどが調整トレンド入りを示唆。引き続き、目先の下値は（１）8月安値から昨日高値までの上昇幅（3,424円）のフィボナッチ（0.382）押しとなる42,400円水準、（２）節目かつ20日線が控える42,000円付近…がそれぞれ強めの抵抗帯として意識されます。

【ウォッチ銘柄】

△▼　7208　カネミツ

26年3月期年間配当予想を31.5円から36.5円に上方修正。4373　シンプレクス、6696　トラースオンプロダクト、4395　アクリートなどとともに割り切り対象でケア。

△　277Ａ　グロービング、3400番台、3900番台　

日経暴落時の逆張り候補は日経レバ（1570）が筆頭となりますが、中小型株での中長期値幅狙いならこの辺もケア。※　★ 7000番台も近似観点で目先の押しも強気継続。

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■　後記：火曜高値43,876円から3日で1000円強の下落により相応の利確売りを消化。明日のパウエル講演においてコンセンサスとなっている利下げへの前向きな姿勢が示されるようなら、週明けから月末にかけては最高値更新モードへの回帰が期待されます。

よって、継続予定銘柄に関しては買い条件内の押しを毅然と買い向かいつつ、マイルドな上昇局面では肩の力を抜いて対応してください。

一方、日経平均のテクニカル不安、日経安にほど反応しやすい直近の中小型株需給などを踏まえれば、パウエル講演での利下げ慎重コメントに際しての更なる環境悪化への警戒も怠れないだけに、手仕舞い条件抵触銘柄やストレス玉に関してはポジション縮小により下押しリスクとともに、パウエル講演後の新たな需給テーマへのスムーズな乗り換え準備を進めてください。

では　本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらもよろしくです！☆