投資ポータル.com

本日の日経平均は小幅に反発。実質新年度入りとなった先週金曜から前日までの2日で約2,200円もの下落による売り方の買い戻し需要の高まり、前日のＮＹ株の下げ渋りを追い風に寄り付き早々に36,052円（＋434）まで上昇。買い一巡後はテクニカルと市場マインドの悪化、明日のトランプ相互関税への警戒感などが重石となって35,537円（－79）まで軟化した末、引けにかけても35,700円を挟んで軟調に推移。

東証主力株は防衛関連・金融セクターが売られた他は特色乏しく推移。中小型株は　3963　シンクロフードの他、3341　日本調剤、3288　オープンハウス、6707　サンケン電気、4584　キッズウェルなどに短期資金が流入。全般的には連鎖的投げ売りが顕著に。

日経平均　35,624円　＋6、Topix　2,661　＋3

日経先物　35,620円、為替　149.81円/ドル

ＮＹダウ先物　42,174ドル　－85

明日の日本市場は、テクニカルと市場マインドの悪化を重石、トランプ関税への警戒感などが重石となる弱気優位の趨勢が本線。本日同様の先物での売り方主導のブレ・・・35,000円の攻防もリスクシナリオとして念頭に。

～（略）～

日経平均のテクニカルに底打ち感は限定的。明日のトランプ関税、直近の軟勢で増幅した投げ売りバイアスに加えて、米長期金利の軟化傾向が示すドル円安・米ハイテク株安のWパンチリスクなどを踏まえれば、明日も守備的対応を優先。

リスク許容度に応じた2,3割＋アルファをメドとする「確保したい余力を決定」 → ストレス玉を中心に相応分を売却。別途、手仕舞い条件の徹底により35,000円付近までの一段安に対応。継続予定銘柄に関しては「37,000円台付近でも売れる体勢」を意識した買い下がりへ。