東京市場（11/20）　トレンド陽転判断は時期尚早！

東京市場（11/20）　トレンド陽転判断は時期尚早！
投稿日 2025年11月20日 18:00:32 （投資）

本日の日経平均は大幅反発。前日までの4日で2,700円強の下落による自律反発機運の高まりに加えて、市場予想を上回ったエヌビディア決算、157円台までのドル円の騰勢を追い風に買いが先行。9時半ごろに50,574円（＋2,037）まで上昇すると、良識的な戻り売り、今晩の米9月雇用統計前のポジション整理が重石となり、昼過ぎに49,600円台まで軟化。引けにかけては49,800－50,000円レンジを中心に売り買いが交錯。

東証主力株は日経平均（先物）に呼応しやすい値がさ・ハイテク株を中心に概ね堅調。

東証準主力・中小型株は　継続注視中の 7014　名村造船、6524　湖北工業の他、6278　ユニオンツール、2737　トーメンデバイス、4971　メック、6323　ローツェ、6941　山一電機、6961　エンプラス、6269　三井海洋開発、5715　古河機金、6958　ＣＭＫ、4180　Ａｐｐｉｅｒ、3315　日本コークス、6507　シンフォニア、4570　免疫生物研究所、2586　フルッタフルッタ、4579　ラクオリア創薬、202A　豆蔵、6016　ジャパンエンジン、6366　千代建、8105　ビットコイン、6834　精工技研、7018　内海造船、4107　伊勢化学、6227　AＩメカテック、6855　日本電子材料、6627　テラブロープ、8789　フィンテックＧなどに短期資金が流入。

日経平均　49,823円　＋1286、Topix　3,299　＋53
日経先物　49,920円、為替　157.59円/ドル

ＮＹダウ先物　46,486ドル　＋278

日経平均のテクニカルは、終値5日線超えにより昨日安値48,200円台での底打ち感が浮上。ただし、10日線への上値抵抗感からトレンド陽転ムードは限定的。※　トレンド陽転判断は「暴落後3日程度の騰勢継続、終値10日線超え」を基準とするのがおススメ。

■　後記：今晩のＮＹ市場は、東京タイムのＮＹ株先物なりの堅調地合いをベースに、朝方発表される9月雇用統計を受けた景況感・米利下げ思惑を加減した推移へ。雇用統計に関しては冴えない内容が予想されますが、12月ＦＯＭＣでの利下げ期待が直近で33％まで急低下している状況を踏まえれば「米経済の停滞示唆 → 利下げ期待の高まり → 株価浮揚効果」を本命視。想定レンジは46,000－46,600ドル。前日終値46,138ドル

明日の日本市場は、本日の大幅高の余韻による押し目買い優位の展開が本線。ただし、上記テクニカル不安を踏まえれば、今晩のＮＹ動向や先物需給次第では49,000円付近まで売り直されるシーンも念頭に。

□　暴落直後の手順としては（１）日経暴落局面での手仕舞い条件の徹底・継続予定銘柄の買い増し → （２）リバウンド序盤での持ち株の取捨選択→（３）トレンド陽転サインを待って強気度アップ…がセオリー。

よって、今晩のＮＹタイムでの日経再暴落に際しては（１）を、それ以外のケースでは本日同様に（２）に沿った以下の方針で対応。

（A）ストレス玉のポジション縮小：手仕舞い条件抵触銘柄をはじめ、含み損の大きい銘柄、本日の日経高への反応に不満が残る銘柄などストレス化しているものは（買値に固執せずに）大胆に売却 → 大引け時点では1,2割の余力を維持。

※　弱テクニカル銘柄の無策放置はＮＧ。極端な価格設定・ポジションの一部でも良いので指値注文をすることで「思考停止」を回避。

～（略）～

　　（会員サークルより　>>Ｓラボ参加案内）

【ウォッチ＆Ｓラボ銘柄】

△▼　8136　サンリオ

発行数の1.34％の自社株買いを発表。2315　ＣＡＩＣＡ、196A　ＭＦＳ、9344　アクシスなどととも割り切り対象でケア。

△　7261　マツダ
ＥＶ凋落・ＨＶ復調は世界的トレンド。レンジ内の脱力対応 → 1,150円超えからは本格化狙いで対応。中国企業との提携強化という時限爆弾を抱えるトヨタ（7203）に関しては社内規約上買わざるを得ないディーラーさんを除き、距離を空けて接するのが正攻法。

○　6469　放電精密
会員サークルでは11/10参戦後、火曜の地合いなりの急落過程で買い増し。昨日の一段安による更なるテクニカル悪化 ≒ 本格化までの日柄ロスリスクに備えて逆張り対応中。三菱重工（7011）との資本業務提携や10月上旬の上方修正が示した業績良化傾向、広義の防衛（航空機）関連に再浮上の芽が生じているだけに、条件が整えば・・・！

では　本日もお疲れさまでした。

「金ダブルブル見てるよ！」