■　ＮＹ株展望 5/13－17 ：上昇トレンド内の上下 ± インフレ指標

■　ＮＹ株展望 5/13－17 ：上昇トレンド内の上下 ± インフレ指標
投稿日 2024年5月11日 12:00:41 （投資）

おはようございます。

昨日のＮＹ株式市場は８日続伸。朝方発表された５月ミシガン大学消費者信頼感指数（67.4、市場予想76.0、4月　77.2）を受けた「今年後半の利下げ開始」思惑の高まりを追い風に、寄り付き早々に39,579ドル（＋192）まで上昇。引けにかけては前日までの7連騰や節目の39,500ドルを意識した利確バイアス・週末のポジション整理需要などが重石となり39,000ドル台半ばで持ち合う展開に。

ナスダックは小幅に反落。エヌビディア、マイクロン、アームなど前日に売られた半導体セクターが指数を下支え。

ＮＹダウ　39,512ドル　＋125

ナスダック　16,340　－5

米10年債利回り　4.457％　－0.026

為替　155.79円/ドル

日経先物　38,200円　－40

□　テクニカル：ＮＹダウ・ナスダックともに3月高値（過去最高値）を意識した利確売りが重石となりつつも、4月半ばからの上昇トレンド継続優位の形状。

米10年債利回り（長期金利）は4月高値4.7％水準を天井圏とする調整トレンド継続が本線。ただし、4.5％水準では下げ渋る展開が視野に。

【主な政治・経済イベント】
5/14（火）米4月生産者物価（ＰＰＩ）
5/15（水）米4月消費者物価（ＣＰＩ）、4月小売売上高、5月ＮＹ連銀製造業景気指数
5/16（木）米4月住宅着工、5月ＦＦ連銀製造業景気指数

■　ＮＹ株展望：上昇トレンド内の上下 ± インフレ指標

月初からの債券買い（金利は低下）株式買いトレードの余韻による堅調地合いをベースとしながら、14日のＰＰＩ、15日のＣＰＩを経た「ＦＲＢの利下げ思惑」を加減した推移へ。想定レンジは広めの39,000－40,000ドル。

リスクシナリオとしては、米インフレ指標、特にＣＰＩがインフレ再燃による利下げ先送り警戒を高めた場合の39,000ドル割れに警戒。もっとも、直近3回の株価への影響は、1月ＣＰＩ（2/13）は当日こそ急落したものの速やかに上昇トレンドに回帰、2月（3/12）は無風通過、3月（4/10）は下落トレンド中のダメ押し要因として作用…のように「トレンド転換要因とはなっていない」ため過度の警戒は不要と判断。

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