■　ＮＹ株展望：ハイテク主導の短期トレンド陽転！

■　ＮＹ株展望：ハイテク主導の短期トレンド陽転！
投稿日 2025年12月20日 07:00:49 （投資）

おはようございます。

昨日のＮＹ株式市場は続伸。水曜のマイクロンの好決算を転機としたハイテク株の持ち直し主導で終日堅調に推移。午前中に発表された12月ミシガン大学消費者信頼感指数（52.9）も節目の50超えにて景況感を維持しながら、市場予想（53.4）割れによりＦＲＢの利下げ期待を期待させる絶妙な内容で株価をサポート。

ナスダックは大幅続伸。マイクロンが最高値を更新した他、エヌビディア、マイクロン、インテル、ブロードコムなど半導体大手が指数高を牽引。

ＮＹダウ　48,134ドル　＋183

ナスダック　23,307　＋301

S&P500　6,834　＋59

米10年債利回り　4.153％　＋0.037

為替　157.70円/ドル

日経先物　50,330円　＋770

□　テクニカル：ＮＹダウは4月以降の長期上昇トレンドを継続。短期的に、上値は48,700ドル台、下値は47,800ドル付近が強めの抵抗帯として意識され、抜けた方向に500ドル程度値を飛ばしやすい形状。

日経先物への影響が大きいナスダックは4－10月の急騰に対するテクニカル調整（持ち合いによる日柄調整）優位の形勢。短期的には「安値後2日連続の騰勢、10日線付近までの上昇」が底打ち反騰トレンド入りを期待させる格好。※　底打ち判断は「安値後3日連続の騰勢継続、終値10日線超え」を基準とするのがおススメ。

米10年債利回り（長期金利）は4.0－4.2％レンジの持ち合い継続…優位。直近のＮＹ株との相関性は低めのため過度の警戒は不要ですが、4.2％超えに際して景況感の悪化や財政懸念を原因とする場合は株安に、景気浮揚を背景とする場合は株高加速を念頭に。

金市況は上昇トレンド継続中。6月以降の上昇に関しては米金利の低下傾向も一因だったため、米金利の急騰に際しては短期調整局面入りを警戒。

【主な政治経済イベント】
12/23（火）　米7－9月期ＧＤＰ、12月ＣＢ消費者信頼感指数
12/24（水）　米週間新規失業保険申請者件数
12/25（木）　ＮＹ休場

■　ＮＹ株展望：ハイテク主導の短期トレンド陽転！

クリスマス休暇を意識して積極的な売り買いが見送られる中、年末の益出し売りを主要因、オラクルやブロードコムの決算を建て前とした12/12－17のテクニカル調整一巡に伴う買い優勢の展開が本線。想定レンジは47,800－48,800ドル。

波乱要因は大きく２つ。

（１）26年のＦＲＢの利下げ思惑：ＦＲＢの中でも発言力の大きいウィルアムズＮＹ連銀総裁の一旦の利下げ打ち止め示唆に同調するＦＲＢ要人発言が続くようなら、年末にかけてのもう一段の下値調整に警戒。

なお、フェドウォッチによる26年1月ＦＯＭＣでの利下げ期待は、前週の24.4％から昨日時点で22.1％に低下した一方、3月利下げ期待は前週の41.4％から45.1％に上昇中。マクロ指標やトランプ政権の要人発言などをきっかけに、3月期待値が60％を超えてくるようなら株価の追い風化 → 49,000ドルトライも視野に。

（２）ハイテク株需給： 12月前半のハイテク株安の象徴となったオラクル、ブロードコムのテクニカルに底打ち気配が浮上。現実味のある楽観シナリオとしては～（略）～！

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来週の日本株展望は明日午前中の更新予定です。

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