東京市場（12/16）　先週木曜並みの個別需給悪化

東京市場（12/16）　先週木曜並みの個別需給悪化
投稿日 2025年12月16日 18:00:16 （投資）

本日の日経平均は大幅続落。ＮＹタイムの日経先物にサヤ寄せして50,051円（－116）で寄り付くと、ファンダメンタルズにおける決定的な悪材料が見当たらない中、先物に大口売りが散発し、後場寄り早々に49,355円（－812）まで下落。引けにかけても49,400円を挟んで軟調に推移。

東証主力株は値がさ・ハイテク株を中心に売り優勢。5706　三井金属、5803　フジクラ、5802　住友電工、285A　キオクシア、6954　ファナック、6723　ルネサス、8473　ＳＢＩなどが大幅安。

中小型株は　4446　Ｌｉｎｋ－Ｕ、3475　グッドコムアセット、4666　パーク24、3565　アセンテック、7859　アルメディオ、5721　エスサイエンス、8995　誠建設、7992　セーラー万年筆、4570　免疫生物研究所、462A　Fundinno、5537　ALBALINK、4572　カルナバイオ、5136　トリプラ、5240　MonoAiなどに短期資金が流入。東証グロース指数が8月以降の安値を更新したように、幅広く・深く売りが浸透。

日経平均　49,383円　－784、Topix　3,370　－60

日経先物　49,460円　－780、為替　154.97円/ドル

ＮＹダウ先物　48,329ドル　－132

【ウォッチ銘柄】

△▼　6083　ＥＲＩ

26年5月期経常益予想を28億円から45億円に、配当予想を33円から55円に上方修正。6810　マクセル、4598　デルタフライとともに割り切り対象でケア。

■　後記：今晩のＮＹ市場は、朝方発表される11月雇用統計を経た景況感とＦＲＢの利下げ継続に対する思惑なりの推移へ。雇用統計が景気の底堅さとマイルドなインフレ動向を示唆 → ＦＲＢの利下げ継続期待が下支えとするリバウンド基調が本線。想定レンジは48,300－48,800ドル。

リスクシナリオとしては、米雇用統計を経たインフレ加速思惑の高まり ≒ 利下げ継続期待の低下に加えて、機械的な現金化売りが顕著なハイテク主導の地合い悪化 → 48,000ドル割れ＆ナスダック大幅続落…をケア。

明日の日本市場は、テクニカルと市場マインドの悪化が重石となる軟調地合いをベースとしながら、米雇用統計後の市場環境を加減した推移へ。

～（略）～

明日もＦＲＢの利下げサイクルによる金融相場継続を前提とした大局強気スタンスを継続。短期的には、今週の展望でお伝えした（１）機械的な年末のポジション縮小バイアス、（２）メジャーＳＱ後の先物需給の悪化、（３）指数寄与度の高い半導体セクター主導の地合い悪化などのリスク要因が同時多発的に相場の足を引っ張っているため、突っ込み買い・戻り売りでの体勢の建て直しを重視。

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では　本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非！☆