東京市場（10/30）　「先物主導の乱高下」を大枠で捉える

東京市場（10/30）　「先物主導の乱高下」を大枠で捉える
投稿日 2024年10月30日 17:30:43 （投資）

本日の日経平均は3日続伸。国政での立憲民主党の暗躍を嫌った外資勢の先物売り一服感、直近のテクニカル・市場マインドの改善に加えて、前日の米ハイテク株高を好感して寄りから節目の39,000円を突破。後場入り直後に39,417円（＋514）まで上昇すると、引けにかけては39,300円を挟んで売り買いが交錯。

東証主力株は半導体セクターを中心に概ね堅調。個別では6146　ディスコ、6951　日本電子、5803　フジクラ、7278　エクセディ、6590　芝浦メカトロニクスなどが前日比5％超上昇。

中小型株は　直近のウォッチ銘柄で取り上げてきた　2586　フルッタフルッタの他、3844　コムチュア、4099　四国化成、5352　黒作播磨、6323　ローツェ、5253　カバー、3793　ドリコム、6232　ＡＣＳＬ、244Ａ　グロースエクスパートナーズ、269Ａ　ＳＡＰＥＥＴ、3070　ジェリービーンズなどに短期資金が流入。

日経平均　39,277円　＋373、Ｔｏｐｉｘ　2,703　＋21

日経先物　38,490円、為替　153.22円/ドル

ＮＹダウ先物　42,472ドル　＋25

□　テクニカル：安値から3日程度の騰勢継続が反騰トレンド入りを示唆。上値は節目の40,000円付近、下値は10日線が控える38,600円台が抵抗帯として意識されます。東証グロース指数もテクニカル良化も顕著に。

■　後記：今晩のNＹ市場（ＮＹダウ）は、直近のテクニカル軟化を引き継いだ弱含みの推移をベースとしながら、朝方発表される米10月ＡＤＰ雇用報告、7－9月期ＧＤＰ速報値などのマクロ指標や企業決算の内容を加減した推移へ。想定レンジは42,000－42,400ドル。前日終値42,233ドル。

ナスダックは、前日引け後に決算を発表したアルファベットとが半導体大手ＡＭＤの評価が両極端となっているため、今晩のマイクロソフトとメタ、明日のアップルとアマゾンの決算内容を確認したいとの思惑が支配的な方向感の乏しい展開が予想されます。

明日の日本市場は、テクニカルと市場マインドの改善が支えとなる（押し目）買い優位の展開が本線。日銀会合はコンセンサス通りの利上げ見送り → 無風通過が予想されますが、利上げに含みを残す場合や先物にて売りの‘建て前’として利用されるシーンに要注意。

～（略）～

先週後半の下落局面では米大統領選・ＦＯＭＣ近辺までには需給が陽転する可能性が高いとして、継続予定銘柄の突っ込み買いによる“勝負どころ”対応をご提案 → 本日39,400円台までの切り返しにより大筋としては有効に機能。

明日以降もテクニカル良化に順じた強気スタンス継続が正攻法となりますが、大統領選・ＦＯＭＣに絡めた「8,9,10月同様の月初の下押しリスク」への警戒も怠れない環境です。

よって、3連休前となる今週末からＦＯＭＣ明けとなる来週末にかけての「大引け時点での１～３割の余力確保」を念頭に、明日もストレス玉の見切り売りを丁寧に。

では　本日もお疲れ様でした。

お帰り前にこちらも是非！☆
　　　
　

【ウォッチ＆Ｓラボ銘柄】

△▼　2428　ウェルネット

１Q決算は経常益が前年同期比＋66％に急増。8137　サンワテクノス、4592　サンバイオとともに割り切り対象でケア。

△　8614　東洋証券
昨日マネックス（8698）を☆スポット銘柄としてご提案した際に目先高期待に触れつつも、決算間近のためにウォッチ銘柄までとして対応 → 本日引け後のＩＲを好感し、ＰＴＳで急騰中。。。同時に触れたセレス（3696）は2日で12％高。取り逃しは痛いものの、情報の効く相場付きへの変化は追い風と考えています。

△　4933　Ｉ－Ｎｅ、23●●、55●●

割り切り即転狙いシリーズ。昨日触れた２銘柄からは、本日デルタフライ（4598）が飛躍。※　単なるマネーゲーム対象、薄商い銘柄は極力避けています。流れに乗った際は一部ホールドも妙手。

△　5129　ＦＩＸＥＲ、3984　ユーザーローカル etc

直近の打診買い後、明日未明のマイクロソフトの決算が好感される場合には利確の前に買い増しからの検討がおススメ。

　　
　　　　（今晩の会員サークルより）

☆★Ｓラボ銘柄戦略：変化が多彩になってきた材料株物色にはウォッチ銘柄のこまめな入れ替えで対応しつつ、☆ 本日からの3000番台を含む ★☆新規買い対象4銘柄では「地合い不問の好トレンド銘柄」の育成に注力中。