東京市場（10/24）　売り方主導の軟勢継続

東京市場（10/24）　売り方主導の軟勢継続
投稿日 2024年10月24日 17:49:50 （投資）

本日の日経平均は小幅に反発。直近の軟勢を受けたリスク回避ムード、前日のＮＹ株安などを重石に寄り付き早々に37,712円（－392）まで下落すると、先物での売り方の買戻し主導で38,300円台を回復。しかし、買戻し一服後は戻り売りに押されて上値を切り下げ、午後は38,100円を挟んで持ち合う展開に。

ドル円はNＹタイムに153円台まで上昇していたものの、先週までの「米景況感の改善 → 米金利高・NＹ株高・ドル円高 → 日本株買い」の構図とは異なり、「米金利高 → 米景況感の悪化 → ＮＹ株安 → 日本株安」の相関で推移。

東証主力株は値がさ・ハイテク株の一角が指数を下支えした他は売り優勢で推移。

日経平均　38,143円　＋38、Ｔｏｐｉｘ　2,635　－1

日経先物　38,160円、為替　152.34円/ドル

ＮＹダウ先物　42,675ドル　－63

日経平均のテクニカルは、右肩下がりの5日線をレジスタンスとする下落トレンドを形成中。引き続き、9－10月の上昇幅のフィボナッチ押し水準となる38,200円付近の底堅さに期待。ここを明確に割り込むようなら、8月安値からのフィボナッチ押しとなる36,700円付近までの下押しに要警戒。

中小型株は　2586　フルッタフルッタ、2936　ベースフード、260Ａ　オルツ、4933　Ｉ－ｎｅ、6807　日本航空電子、8746　UNBANKED、4499　SPEEE、6836　ぷらっとホームなどに短期資金が流入。全般的にはリスク回避ムードの好流れに。

【ウォッチ銘柄】

△▼　5830　いよぎんＨＤ

9月中間期経常益予想を330億円から425億円に上方修正。7646　ＰＬＡＮＴ、7970　信越ポリマー、197A　タウンズなどとともに割り切り対象でケア。

△　6836　ぷらっとホーム、59●●、216●

本日のフルッタフルッタ（2856）、AＩフュージョン（254A）などと同様の割り切り即転狙いでケア。

■　後記：今晩のＮＹ市場は、金利高・主要銘柄の悪材料などを嫌気した前日の軟勢を引き継ぎつつ、午前中に発表される10月製造業ＰＭＩや新規失業保険申請者件数などのマクロ指標、金利動向を加減した推移へ。想定レンジは42,200－42,700ドル。前日終値42,514ドル。

ナスダックに関しては、昨日引け後に好決算を発表したテスラ主導の巻き返しに期待。ただし、メインシナリオは前日終値18,276に対して弱気優位の18,000－18,400を想定。

明日の日本市場は、直近のテクニカルと市場マインドの悪化を重石とする軟調地合いをベースとしながら、先物での売り方動向を加減した推移へ。売り方の買戻しに拍車がかかる場合も38,300円台では戻り売りが重石となる一方、売り攻勢に際しては狼狽売り・見切り売り加速 → 37,000円台前半まで下振れるシーンに注意したいところ。

～（略）～

来週水曜の日銀金融政策決定会合、11月5日の米大統領選に関してはリスク面への過剰反応が顕著だった経緯から、（テクニカルと相談しながらにはなりますが）衆議院選をきっかけとする来週序盤の下押しは“勝負どころ”と判断。既にストレス玉の処理にメドが立っている方は、明日のマイルドな地合い下も継続予定銘柄の押し目買い・小動意時の買い増しイメージがおススメ。

★☆Ｓラボ銘柄戦略：「決算シーズン前の中小型株の活況狙い」は想定以上の地合い悪化もあって不発に終わらんとしていますが、★2銘柄は絶対的な評価不足と判断しているだけに・・・！

　　　（会員サークルより　>>Ｓラボ参加案内）