東京市場（4/3）　「陰の陰はらみ」後の教科書通りのブレ

東京市場（4/3）　「陰の陰はらみ」後の教科書通りのブレ
投稿日 2024年4月3日 17:30:09 （投資）

本日の日経平均は反落。週初からの「新年度需給の売り傾斜」に加えて、テクニカル不安や前日のＮＹ株安を重石に早々に39,217円（－621）まで下落すると、引けにかけては月曜寄り付きから3日で1,400円強もの下落による売り方の買戻しや高値持ち合い中のドル円が下支えに。

東証主力株は高安マチマチ。日経先物への売り攻勢により値がさ・ハイテク株の一角が売られた一方、金融やエネルギー関連を中心に、全般的には底堅く推移。

日経平均　39,536円　－302、Topix　2,710　－4

日経先物　39,530円、為替　151.55円/ドル

ＮＹダウ先物　39,448ドル　－60

テクニカル：月曜に点灯した強めの短期売りサイン「5日・10日線のデッドクロス」に導かれた調整優位の形状。39,500円が下値抵抗帯として機能するようなら3月前半同様に日柄をかけずに上値模索トレンドへの回帰が期待される一方、同水準を明確に割り込むようなら38,000円台半ばまでの下押しが視野に。

中小型株は　5017　富士石油、7868　広済堂、3561　力の源、6232　ＡＣＳＬ、4571　ＮＡＮＯ、3137　ファンデリー、2743　ピクセル、3399　丸千代山岡屋などに短期資金が流入。ＩＰＯ関連を中心に直近急騰銘柄に売りが目立った一方、全般的には日経安に比べて底堅く推移。

【ウォッチ＆Ｓラボ銘柄】

△　6505　東洋電機、7102　日本車両 etc

リニア中央新幹線の障害となっていた静岡県知事の辞意を受けて関連銘柄が動意。ＪＲ東海（9022）を中心に周辺銘柄の動意を確認しながらの順張り対応でケア。

☆　6500番台スポット銘柄
会員サークルでは、円安メリット（想定レート138円/ドル）による更なる業績上振れ見込みに加えて、広義のデータセンター関連、全個体電池関連としての切り口＋アルファを念頭に、1,130円（3/21）から参戦。予想配当14円ゲット → 1,200円台までの上昇過程で一部利確を果たした後、今週は1,0●0円までの買い直し方針で対応中。

big (16)

銘柄は間もなくこちらで公開！☆
　　

■　後記：日経平均は昨日のテクニカル解説で触れた「陰の陰はらみ直後のブレに要注意」なりに経過。ＦＲＢの利下げ思惑の浮沈に追随した世界的な需給環境の変化はイメージ通りであり、現在の利下げ先送り懸念による調整局面は買い場探しが正攻法。ただし、テクニカル悪化に伴う短期的な下値の見えにくさ、今月後半の日米中銀会合や企業決算まで調整ムードが継続する可能性などを踏まえれば引き続き強引な勝負は避けてください。

　　（会員サークルより　>>Ｓラボ参加案内）

では　本日もお疲れさまでした。

　　　　　　　　　　