東京市場（1/27）　ＡＩブームの反転に要注意

東京市場（1/27）　ＡＩブームの反転に要注意
投稿日 2025年1月27日 18:00:22 （投資）

本日の日経平均は（40,000円台序盤の堅調地合いとした見通しに反して）反落。先週末の日銀会合後の日経先物高に呼応して寄り付き直後に40,255円（＋323）まで上昇。しかし、先週後半の日経高を先導した広義のAＩ関連（9984　ソフトバンク、半導体、電線）が売られて9時半ごろに40,000円を割り込むと、14時過ぎからは日米先物に大口売りが散発。39,520円（－411）まで下値を切り下げ、引けにかけても軟調に推移。

ＡＩ関連以外の東証主力株は総じてしっかり。中小型株は　5243　ＮＯＴＥ、8707　岩井コスモ、6866　日置電機、3103　ユニチカ、2375　ギグワークス、8894　Revolutyion、4889　レナサイエンス、4593　ヘリオス、4597　ソレイジア、303Ａ　ｖｉｓｍｏ、4588　オンコリス、5246　Ｅｌｅｍｅｎｔｓなどに短期資金が流入。

日経平均　39,565円　－366、Topix　2,758　+7

日経先物　39,480円、為替　156.09円/ドル

ＮＹダウ先物　44,208ドル　－394

【ウォッチ＆Ｓラボ銘柄】

△　1570　日経レバ

昨日のメルマガの経緯から・・・、本日前場の利確完了＆ストレス玉の損切りの後、ＦＯＭＣ前の押しは軽め買い直し、ＦＯＭＣ後のブレで追撃…がおススメ。

☆　7014　名村造船　

1/10 ＋ 1/17　 ≒ 1,796円　→　1/27　1,935円　＋139　7.7％上昇

トランプ政策によるドル高円安トレンドの継続、防衛関連（米軍艦船の補修）としての注目度の高まり＋アルファを考慮した強気スタンスを継続中。テクニカル良化に順じて更に売買条件を強めに修正したら、明日も1,900円台半ばでは売りすぎに注意しながら追加利確を計る予定です。

■　後記：日経平均のテクニカルに要注意サイン（終値5日線割れ）が点灯。本日39,600円付近までの下落は、1月安値から先週高値までの上昇幅のフィボナッチ（0.382）押し ≒ 良識的な調整の範疇ですが、ＦＯＭＣの結果と先物次第では9月以降のボックス圏相場継続 → 38,000円台前半までの軟化も警戒される環境です。

よって、ストレス玉に関しては「ＦＯＭＣ前の１,2割の余力確保」を念頭に前倒しでポジション縮小を計りつつ、継続予定銘柄に関しても手仕舞い条件と売却手法の再確認によるリスク管理を丁寧に。

～（略）～

本日の半導体セクターの突発的な需給悪化により、材料系銘柄の需給混乱も警戒されます。直近のウォッチ銘柄、特に買い妙味が大きいとお伝えしてきた銘柄も下振れ時は一旦売却 → テクニカル改善を確認しながら再戦を計るスタンスで臨んでください。